みんなに教えたい自分の好きなもの

共通の仲間が見つけられない好きなものについて書いてます。

<今日のオススメ> n-buna : ウミユリ海底譚

◆今回伝えたいこと

初音ミクのライブを見ると、俺、未来に生きてるなって思う」

◆あいさつ

こんにちは。バリチェロです。
昨日コンビニからの帰り道で、ふと夏の匂いがしました。
まだ5月末なのに早すぎるだろ、と思ったら本日の気温は29度だそうです。マジか。

◆アーティストと曲紹介

今日の曲はこちら。

youtu.be

n-buna(ナブナ)の「ウミユリ海底譚」です。
初音ミクの曲です。
n-bunaさんは現在「ヨルシカ」というバンドでメジャーデビューして活動しています。
ニコニコ動画では現在600万再生となっているので、普通に人気曲です。
初音ミクのゲームとかにも収録されています。
昔、自分がニコニコでボーカロイド聴いてた頃は10万再生も行けば大ヒットで、
100万再生なんてのはタグにもありますがもはや伝説的だったんですけど、時代が違いますね。

◆なんでこの曲を知ったか

この曲を知った経緯をお話します。
ここのモノローグが書いてて長いかなぁ、と思いはするんですが、
自分にとって曲に出会うまでの背景って凄くこう、自分を振り返って楽しくなれるので、
聞いて頂けると幸いです。

自分はボーカロイドの世代でいうと丁度初音ミクが発売する前くらいに
ニコニコ動画を見始めた世代なので、そもそも「ボーカロイド」なんてジャンルは世に無かったと思います。
KAITOMEIKOはもう発売していたはずですが)
「なんか機械の音声で歌う技術があるらしい」という話が流れて、自分も聴き始めた記憶があります。
そこから「みっくみくにしてあげる」とかで流行が始まりましたね。
メルトショックとかドンピシャの世代です。㍍⊃。
通っていた学校が電子系だったためオタク文化に傾倒している奴が多く、自分もオタクに染まりボーカロイドにどハマりしました。
炉心融解とか、Packagedとか好きでしたね。あとハト。

学生時代が終わり、社会人生活が始まるとあまりボーカロイドを聴かなくなっていました。
アニメもゲームも好きだったんですけど、そちらへのアンテナが消えてしまったんですよね。
多分、同僚の大多数がボーカロイドへの知見も興味も無いリア充ばかりだったので、
話す相手がいなくなったのが理由の1つだと思います。

そんなこんなで社会人2年目になり、夏休みに実家に帰省した頃です。
地元の友達が他県に就職して帰ってこなかったりで、ゲーム機もPCもない実家で暇を持て余していました。
映画かアニメでも一気見するかー、と思って近所のTSUTAYAへ行った時に、見つけました。
「マジカルミライ2013 ライブDVD」です。
初音ミクのライブDVDとか貸し出すの?おもしれぇな」というのがパケ見た時の感想でした。
ライブやってる話は聞いたことがあったんですけど、
オタク向けの小さい箱でやるファンイベントだろ、位に考えてました。
ただ興味は湧いたし、久しぶりに聴いてみたいなと思って借りました。

家に帰って、親も出かけてたのでリビングのDVDデッキへディスク投入。
再生が始まったらもう、驚きのオンパレードです。

え、これ何千人いんの?
え、横アリ?マジで?
音デッカ。ステージビッカビカじゃん。
あ、初音ミク降りてきた。
ん?あれ?いる?これいるよね?映ってるとかじゃなくて「いる」よね?
知ってる曲全然無いな・・・でも全部めっちゃいいな。
みんなめっちゃ楽しそうじゃん。なにこれ凄い。

という感じで最後まで見終わって決めました。
「行こう、ライブに」

そこからライブチケットを手配し(普通にSS席当たったんですよね、信じられない)
興味もそこそこの同僚を連れてマジカルミライ2014のライブに行きました。
結果はめちゃくちゃ楽しかったです。
ここから自分の第2次ボカロブームが始まり、今まで続いています。

この第2次ボカロブームの最初の頃に聴いたのが、「ウミユリ海底譚」です。
やっと辿り着きましたね。

◆この曲の良いとこ・好きなところ

個人的に思うのが、(自分の)第2次ボカロブームからの曲は、
初音ミクの声にそれぞれ特色があるように感じています。ボカロP毎の「色」ですね。
livetuneだと声がダブってる(ボコーダーで合ってるかな?)のとか、
DECO*27だと言葉と言葉の間がはっきり別れていてリズムに乗りやすかったり、
こんな特色を感じます。
そしてウミユリ海底譚を作成したn-bunaの初音ミクには「儚さ」みたいなものを感じます。
これが凄く人間のボーカルでいう素養を感じさせるんですよね。
「君は声がいいね」という感覚です。
昔は人間のように滑らかに歌わせる神調教を行うボカロPに熱狂していましたが、
もうそのレベルは超えてしまったんですよね。
個々の良さが出てしまうレベルになってしまいました。恐ろし過ぎる。

ウミユリ海底譚はこの儚さが存分に生かされた曲だと思います。
MVに出てくる女の子の所作も相まって、世界観に凄く引き込まれます。
手を上げてヨタヨタ歩いたり腕を振ってジャンプするところなど、
儚さともう一つ「幼さ」も感じさせる事に気付き、
歌う人物が段々と形をなしていくのです。
丁度MVの女の子のような。不思議だなぁ。
「信じてたって笑うような、ハッピーエンドなんて」のところが一番好きです。
こんなに感情こめられるんだな、ボーカロイドって。

リンク貼っているので、是非聴いてみてください。

◆あとがき

ボーカロイドは最高ですね。この記事書いてて第2次ブームがもう7年目だと知ってビビってます。
ちなみに去年のマジカルミライ2019には行きました。ライブも参戦したのですが、
なんとガチ最後列。
会場で「お客さんの声そんなに聞こえないな」と思ったんですけど、みんな自分より前にいるんだからそりゃそうですね。

それまで行ってなかったんですが、
なんで行ったかというとDECO*27の「ヒバナ」にめちゃくちゃハマッて四六時中聴いてたので、
今年絶対やるだろと思ってチケット取りました。ちゃんとやってくれて大興奮でした。
他にも、やらないだろと思ってたけど同じく四六時中聴いてた
「好きなことだけでいいです」がまさかのR3モデルで登場。
「これ聴きたかった!!!」と叫びました。

ウミユリ海底譚は2016のライブで一度だけやっています。
2016の円盤買ったんですが、このライブと最初にDVDで見た2013のライブが凄くて、
行けばよかったなー・・・と凄く後悔しました。
みなさんも行きたいライブには絶対行ったほうが良いです。

今年はコロナの影響で、残念ながら2020夏ライブが延期になりました。
チケットはまだ取れてないので行ける予定は立てられていないですが、
何とか入手して夏か冬に参戦したいです。でもチケット連番で3枚どうやって取ろう・・・

悩みは尽きないですが、これからも「ボーカロイドはオワコン」とかいうやつに、
今のボーカロイドがどれだけ凄いか教えてやって行きたいです。

それでは。